「お金に困らない人が学んでいること」を読んで

本日は、岡崎かつひろさん著作「お金に困らない人が学んでいること」を紹介します。

SNSで、書道家の武田双雲さんが紹介していたこと、一方本のタイトルを見て、学ぶこととお金に困らないことを結び付ける一般化した考え方があるのかとも感じながら、買ってみました。

岡崎さんは、26歳で起業し、飲食業、小売店、セミナー講師、不動産投資などで活躍。講師として延べ20万人以上を動員・指導してきたとあります。

また、作家でもありながら、講演活動、人事コンサルタント、店舗コンサルタント、インフルエンサー、イベントプロデユーサーと多岐に渡って活動していることを心掛けてきたその答えが「学びをお金に換えてきたから」だそうです。

目次は以下です。

Chapter1 お金に困りたくなければ、学び続けなさい

Chapter2 学力偏差値だけではなく、人生偏差値を上げよう

Chapter3 お金につながる「インプット」の技術

Chapter4 人とお金を惹きつける「アウトプット」の技術

Chapter5 学びをお金に変えるということ

①学ぶことの大事なポイントはその先に何が得られるのかをイメージできているかどうか

勉強好きが成功者になる理由。

それは「付き合う人が変わり、意識が上がる」ためだそうです。

つまり、新しい出会いや、自分の基準を上げてくれる仲間を見つけることにつながるそうです。

また、自分なりの学びをがんばれる理由を見つけるには、

①褒められたい、

②認められたい、

③成長したい、

④自立したい、

⑤人の役に立ちたい

があり、この理由なら頑張れるというものを見つけておくことによって、勉強を継続できるはずだといいます。

更に、知識には流行が過ぎたら終わってしまうものと一生使える知識に分けられ、一生使える知識に、コミュニケーションスキル、リーダーシップスキル、チームビルデイングスキルなどを上げています。

また、例えばコミュニケーションスキルのお金に繋がる学びという例で「ライブコマース」を上げています。

これからどうなっていくのかを読んで、流行っていくものを押さえることで、いち早く大きなお金を手に入れる人になることができるそうです。

但し、その流行を学ぶときには、学ぶことにただ一生懸命で、結局、何も行動せずにお金を生み出すことができない人にならないよう、広く学ぶことと深く学ぶことの掛け算が重要だそうです。

つまり価値が高いと感じ、しかも長く使うことができる知識に関しては、より深めることを意識するといいそうです。

②経験に投資をして「人生偏差値」を上げよう

アフターコロナに向けて、テレワークが広がっていますが、この新しく、便利な方に人は流れると著者は想定しているそうです。

その際に、会社員も自分で自分のことを管理できる人しか生き残ることができない、個人事業主や起業家の働き方と一緒になると想定しています。

その際に将来を左右するカギは、「自己管理能力」「考える力」にあるといいます。

考える力は、新しい知識を入れ続け、その知識の掛け算をすることで上がっていくそうで、学び続ける人こそ、これからの時代を生き残れるそうです。

また、今後学歴偏差値に代わり、人生偏差値=その人の魅力が出てきて、人生偏差値が高い人は、付き合う人のレベルが上がり、人が変われば集まってくる情報も変わり、情報が変わればビジネスチャンスが生まれ、ビジネスチャンスを掴めば、お金を増やすことができるそうです。

この人生偏差値を上げるために大事なことは、

1.人並み以上に経験を積むか

2.頭がおかしいと言われるような特別な経験をするか

のどちらかだそうです。

ある成功者は、著者に成功するためには、「誰にもできることを、誰にもできないくらい、一生懸命やること」だと話したそうです。

③お金を稼ぐ人の読書術

良質なインプットは、お金に困らない人生を手に入れるための重要なポイントとなり、特に効果的なインプットは読書をすることで、最も効果的且つ短時間に、良質な知識を得ることができるそうです。

著者が経験したことを1冊にまとめていく、まさに石から水を絞り出すような行為で、出し惜しみすることなく、知識や体験を本の中に詰め込んでいく作業を行った商業出版の書籍ほど情報が確かなものはないと著者は言います。

また、そのインプットの質を高める最良の方法は「アウトプット」だそうです。

人はアウトプットを前提にインプットすると、集中力もますし、深く理解しようとし、学びっぱなしにするよりもはるかに記憶が深まるそうです。

④学んだことはその日のうちに行動する

思考は現実化するそうで、難しいと思っているから、難しいと思えるための情報を集めてしまうそうです。

ノーリスクではじめられることは、とりあえずやってみよう

成功という大きな山を拡大してみると、失敗という石ころによってできあがっている、たくさんの失敗の積み重ねが成功を作り出すそうです。

とてもおもしろいと感じ、自分でもやってみたいと思ったら、すぐに行動してみることが、すべてのビジネスのスタートだそうです。

また、うまくいかなかった原因そのものは財産になるそうで、その後失敗の確率をどれだけ下げられるかが大きなポイントになるそうです。

「広告を打ったが、興味を持っていただけなかった」

「お客さまに来ていただいたが、購入に至らなかった」

「購入いただいたが、その後リピートしていただけなかった」

「新商品を提供したが、気に入っていただけなかった」

こういったことを1つずつ改善していくことでアイデアやビジネスを軌道に乗せていくことが大切だそうです。

また、今の時代はブログやSNSで双方向でのコミュニケーションをすることから、人柄を通じてものを購入していく時代となっているそうです。

そのために信頼関係を築かなければ絶対に売れないそうです。

「ビジネスをはじめたら、すぐに稼ぎたい」という気持ちはわかるが、まずは関係性をしっかりと構築するのが先だそうです。

ビジネスの根底にあるのは人を大事にする気持ちで、SNSなどの情報発信からお客様に集まっていただくために大事なことは、「出し惜しみしないこと」と「1年間はしっかりと関係性を築く」という心構えを持つことだそうです。

また、自分がもっとも自分のサービスを好きであり、学び続け、お金を支払ってくださるお客様に感謝し、その支払ってくださっているお金以上のサービスを提供して、ビジネスは長くうまくいくそうです。

⑤私の所感

この本で伝えていることは、学び続けてすぐに行動しようという話です。

また、その学ぶネタは、書籍、他業種の人から広く深く学んでいくこと。

そして学んだものをすぐにアウトプットし、リスクのないビジネスであれば、直ぐに着手するよう著者は主張しています。

私が本の中で一番印象に残った言葉は、成功者が筆者に語った「誰にもできることも誰にもできないぐらい一生懸命やること」が成功に繋がるというくだりです。

私自身は当面沢山の読書をして、そのアウトプットを書評という形で提供し、且つその内容を実践してみることを追求しようと思います。

この本も私の考え方を変える貴重な一冊になりました。良かったら是非お読みください。