古野電気工業の紹介-魚群探知機、商船レーダーのグローバルニッチトップ企業

本日は、古野電気工業を紹介します。

例によって柳下裕紀さんの講義で紹介いただきました。

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この会社の祖業は、世界初の魚群探知機の開発から始まったそうです。

その開発過程も面白く、従来漁師の経験と勘に頼っていた漁の方法を超音波理論を活用して海軍の放出物質であった音響測探機を活用して、とにかく漁の現場に出て現場を理解しながら、「現場種技」-技術の種は現場にあるを徹底し、1948年に魚群探知機を開発。

最初は、漁師の間で科学的手法に代替されることへの抵抗感が強かったそうですが、漁獲量が最少だった長崎のある漁師が本機を導入した結果、魚群探査による大漁の結果が得られたそうです。

さらに、取れる魚の種別も前もって把握できることから、漁獲後の網のメンテが少なくなったことで、漁に行く回数も増やすことに繋がり、3か月連続で漁獲量がTOPとなったこと。

その結果、長崎一円で魚群探知機が普及したというエピソードがあるそうです。

更に九州、西日本で販売網を広げ、1950年に神戸に研究生産工場を設立。1953年には自販体制を整えたそうです。

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更に、創業者の古野清孝さんは、早くから「世界のフルノ」になると周りにも宣言しており、1958年にアメリカに輸出を開始。

ドイツ、ケープタウン、中南米、スペイン、タイ、インドネシアなどに駐在所を次々に立ち上げます。

また、古野電気の面白いのは、駐在所を立上げ、販売基盤とサービスをゼロから立ち上げた後、現地代理店を見つけ、その体制が整った後に駐在員事務所を閉鎖し、代理店に任せるといった手法を取っています。

今では、この魚群探知機から「水中音響」「衛星測位」「無線通信」をコア技術とし、この漁業向け電子機器では、世界シェア49%、商船向けレーダーでは44%のシェアがあるというグローバルニッチトップ企業なんだそうです。

この企業の特徴は、魚群探知機やレーダーなどの専門分野に絞り込み、価値創造のしくみをフォーカスして先行的に優位性を確立。

最適なサポート出来る人材を揃え、経営ノウハウを積み上げていくことで、競争にさらされない仕組みが出来上がっているそうです。

特に、漁船、そして新造船向けのレーダーは、欧州、中国なども顧客にしており、全世界での船用需要に対応する会社であること。

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更に、商船の保守メンテナンスサービスが売上高のうち、250億円を占め、売上の爬行性を抑える方向に力を注ごうとしていること

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そして、何と言っても2020年からROICを意識した経営改革を進めることで、経常利益が従来20-40億円台だったのが、2023年から大幅に上がり、2024年、2025年は100億台に到達しています。

この数年間での株価の大幅な上昇は、この業績向上が寄与していますが、柳下さんが計算した理論株価(時価総額を試算し、株式数で割る)では、今の株価水準の数倍以上と予測しています。

昨今の世界中の造船ブームの恩恵を受ける会社として、古野電気工業への株式投資、如何でしょうか。