本日は間接資材のインターネット販売、MonotaRO(モノタロウ)を紹介します。
この会社は、2000年にアメリカGraingerと住友商事の共同出資により設立された企業であり、現在はGraingerが50%超の株主となる間接資材販売の会社です。

以前、アメリカユニフォームレンタル会社のCINTASの紹介をしましたが、柳下さんは間接資材といった、どの企業も購入に手が掛かり、コスト削減をして利益を生む直接費に関わらない間接商材を扱う企業が、その業界のレイヤーマスターとして君臨する構図があることから、モノタロウにも注目しているといった話がありました。
CINTASの話を聞いて-アメリカユニフォームレンタル業種が超優良企業 | すがわら あつし
以下モノタロウと中外製薬を取り扱った回の講義です。
『Aurea 人生と投資の会』第2ステージ・第201回卒業生サロン一般募集の御知らせ | 蓮華 with にゃんこ達
この中で、柳下さんはモノタロウを「工具界のAMAZON」と評しています。
その理由として、
①間接資材は商品が膨大で、購入頻度は不定期、年間の発注量は限定的である一方、商品選択、見積比較、発注と手間がかかる。
その間接資材に注力した購買システムをインターネットで構築し、販売はネット経由のみとしたこと、
②B to C向けは同じ物に対しては、同じ値段であることが原則であるのに対して、Bto Bの工具向けは従来
全て違う値段で販売していたこと
従って、中小企業向けは相見積もりが取れる大企業に比して供給者言い値での高い購入となっていたこと、
この価格をネットで全て公開し、公平、公正にオープンな競争環境を実現したこと、
③米間接資材カタログ販売大手のGraingerと手を組み、一年目から商品点数20万点、二年目には50万点、そして現在は2475万点の商品を取り扱っていること、
特に顧客ニーズに合わせた安価なPB商品を提供していること、

④インターネット販売を前提とし、自社システムを構築し、個別営業マンなどの人脈に頼らない低コストオペレーションを実現していること(単体正社員851名-2024年12月末)、
⑤データ分析による大企業向けマーケテイング、システム開発の強化、
⑥自社配送センターによる物流ネットワークの最適化を図ることによる効率的な配送の実現
、
といった従来の競合他社(山善、ユアサ商事、ミスミ、アスクル)に比しても、ネットの効率性、徹底した倉庫運営、物流の仕組み、そして品揃え、低価格オペレーション、データベースマーケテイングによって、価値を増大させ、顧客満足度やロイヤリテイーを上げて行っているそうです。
改めてモノタロウの売っている間接資材ってどんなものを指しているんだろうと、売れ筋商品を見てみましたが、製造業、建設業、自動車業向けには以下のようなものなんだそうです。



また、直近の売上高は、2000年以降着実に積み上げてきた中小企業への販売に加え、主に大企業向けを伸ばしており、大企業向けの購買、マーケテイングを行うことで、直近大きく売上を増やしているそうです。

更に、建設、製造、自動車関連が主要顧客ではあるおのの、卸売、小売なども顧客の業種に入っています。

こんな状況ですので、操業開始の2000年以来、ずっと右肩上がりの売上で、2024年度も10%超の増収増益といった決算です。


この会社は私が社会人になった年にできた会社で、もう25年間連続で売り上げも利益も伸び続けています。
これが柳下さんの言うフランチャイズバリューを持った企業価値が伸び続ける企業ということなんでしょう。
なお、モノタロウを分析し、日本の産業のすそ野の広さも感じました。
既に株式市場では有名な会社ですが、今からでも長期に渡る株式投資の対象として、検討してみては如何でしょうか。

