「夫婦ONE TEAM思考」を読んで-定年後の共通の目標を合わせるのはなかなか難しいけど

本日は山本久美子さん著作講談社出版「夫婦ONE TEAM思考」を紹介します。

我が家も結婚22年目、娘は大学生、息子は高校生と少しずつ子育ての役割も変わってきており、一度夫婦の繋がりを考えてもよいかと思い、手に取った本でした。

山下さん夫婦は、出会った時から「夫婦はワンチームだ」「夫婦が運命共同体になり、良い時も悪い時も協力していくことで、人生が累積的に良くなっていく」という漠然とした理念をもって、その考えを共有してきたそうです。

夫婦ワンチームの考え方のもと、お金・健康・時間・メンタルについての考え方を共有しながら、夫婦関係が良くなるように試行錯誤し、行動してきた。

相手のせいにするのではなく、二人でどう乗り越えていけるかを考え、二人で支えあう方法を形にしていくのが、「夫婦ワンチーム思考」だそうです。

目次

はじめに

第1章 「夫婦ONE TEAM」とは何かを考える

第2章 「ONE TEAM思考」で夫婦がうまくいく「5つの理由」

第3章 今ひとつうまくいかない夫婦にありがちな「6つの勘違い」

第4章 「夫婦ONE TEAM」を構築するための「7つの鉄則」

第5章 「夫婦ONE TEAM」に向けたロードマップ

①「夫婦になった理由」を考えてみよう

山下さんのフォロワー15万人を対象にしたアンケート調査で「パートナーと二人だけで楽しく過ごしている老後を想像することができない」と回答した人の理由は以下の通りだそうです。

・本当に何もしない夫なので、お金すら稼がなくなった時に世話する理由がない。

・フキハラ(不機嫌ハラスメント)がひどいので、「老後」の単語をみるだけでぞっとする。

・妻に隠れてギャンブルでお金を使い込んでいたことが発覚し、信用できない。

・子どもの話題以外で話すことがない。

・何かを相談しても、相槌程度でスルーされる。

・夫はYouTubeに夢中で、夫婦間にかいわがない。

・いつまでも独身気分、自分本位な夫に愛想を尽かしている。

アンケート回答を見た山下さんは「そもそも結婚ってどうやって相手を決めているんだっけ?」という根本的な疑問に立ち戻ってしまったそうです。

「ハードル①」大勢の中から一人を選ぶ

「ハードル②」結婚するパートナーとして選ぶこと

「ハードル③」家族の承認を得る。

ハードルを乗り越えていく間に様々な話し合いをし、本当にこの人と結婚してよいのかの見極めや判断をしているはずなのに

・会話が成り立たない

・会話がない

・話しても楽しくない

・嫌いだ

と言いたくなるまでに関係が一変した夫婦があまりにも多いと感じたそうです。

齢を重ねるにつれて関係がうまくいかくなる夫婦の共通点として、「結婚当初にするべきだった物事のすり合わせがされていなかったこと」があげられるそうです。

言いたいことを我慢したり、納得できなくても飲み込んでいると、つもりにつもって耐えきれなくなる時期がやってくる。

夫婦でもめがちな金銭的なことや義実家への帰省、介護、お酒の飲み方等、踏み込んだ話題について、緒方威に腹を割って話せているか。

話題の難易度が上がるほど「そういえばこれはできていなかったかも」とハッとする人が増えていくそうです。

更に山下さんが問題の根本がどこにあるのかを数年かけて考えた結果「夫婦共通の目標がないこと」という考えに至ったそうです。

②夫婦において大切な「ワンチーム思考」とは

ワンチーム思考とは、共通の目標を持ち、お互いがその目標を心のそこから納得している状態であり、その目標達成に向けて自分たちのリソースを余すところなく投入して最短で結果を出すのに大切な思考と定義づけています。

会話のトピックがない(何を話せば良いのかわからない)、会話が成り立たない(怒る、無視する、かみ合わない等の理由で会話が成立しない)は、夫婦共通の目標がないからだと山下さんは考えるそうです。

どんな夫婦になっていきたいか、100年ライフにどのようなビジョンを持っているか。

たらればの話でも良いのでデイスカッションが続けられるようになると、夫婦で目指したい人生のビジョンが明確になったり、相手の意外な一面を知ることができたりするそうです。

夫婦共通の目標のために一緒にやり切る考え方、そしてあゆみこそが「ワンチーム思考」だそうです。

③「One Team思考」で夫婦がうまくいく「5つの理由」

理由① 「安全地帯=ストレスのない安心できる場所」ができ、家での滞在時間が増加し、それに比例して会話も増え、家族にとって有意義な議論も加速する。

そして会話の中から相手の価値観や大切にしていることがわかったり、仕事や人生に対してどんなビジョンを持っているかを知ることになる。

山下さんは話せば話すほど何かを発見する確率は上がると考えているそうです。

理由② 夫婦の目標が一致すると、夫婦を語る時の主語がYou And Meという単体同時ではなく、We(私達)、つまり「ふたりごと」として考えられるようになっていくそうです。

子どものことに限らず、夫婦に起こること全てに対し、「ふたりごと」として取り組むことが、道を切り拓く原動力になるそうです。

理由③ 予兆を見逃さず、相手の変化に気付ける

物事は悪いことが起きる前に、何かしらの予兆が表れていることが多い。

更に自分のことをわがことのように心配してくれる人が隣にいると、回避できる確率が上がる。

一方、予兆が見えた時、夫婦間で伝えなければ、その予兆は放置されることになる。

更に、病気や浮気、金銭トラブルにつながる事案のような重大なことも含め、夫婦の話し合いを定期的に行い、何事においても「ふたりごと」と捉えられるようになると、二人にとって何が必要かが見えてきて、パートナーに対して言いづらいことが無くなっていくそうです。

理由④ 家族のお金に対し真剣になり、浪費がなくなる

結婚当初の山下さんは夫婦間にお金の隠し事があるのは当たり前のことだと思っていたそうです。

ところが、ある日、夫がハンコや通帳のある場所を共有し、「これは夫婦としての資産だ」と言ったそうです。

その時から山下さんの中で、「夫のお金」「自分のお金」という意識が消え、「家族のお金」をどう運用したらより幸せになれるのかを考えるようになったそうです。

夫としては、貯金は夫が主導、家事や旅行プランの提案は山下さんが主導というお互いの強みを活かす行動だったようですが、相手を信用して初めて、夫婦としての一体感(ワンチーム)が生まれると実感したそうです。

金銭面でも「ふたりごと」の意識が高まれば、目の前のお金に手が出てしまうことなどないと山下さんは考えるそうです。夫婦ワンチームの土台ができて初めて、お金のことも二人で取り組めるそうです。

理由⑤不安定な時代も、二馬力で乗り切れる

山下さんの夫は外資系の金融機関で働いており、先行きに不安感を覚えていたため、山下さん自身が起業したりして、二馬力で生きていけるような体制を強化していったそうです。

インフレが進み、この10年で100万円の可知も大きく変わってきた中、令和の時代は向上心や欲を持っていないと、今の状態をキープすることすら難しい。

「今の幸せを継続したいなら努力が必要」と気付いた結果、自分たちに合った夫婦ワンチームを実現するにはどうしたらよいかを模索することが大事だそうです。

④私の所感

山下さんのご家族は相当夫婦で話し合っているのが分かりました。

また、2オペというのも、心強そうです。

我が家も給料を開放したりなどは、やっていますが、子供たちが巣立った後、共通の目標は見つけ出せますかね。

ただ、月々の飲み会の回数は伝えるなど、少し変えていこうかと思いました。