
COSTCOは柳下裕紀さんの本でも触れられていますし、直近の講義でも取り上げられていました。
『Aurea 人生と投資の会』第2ステージ・第214回卒業生サロン一般募集の御知らせ | 蓮華 with にゃんこ達
COSTCOはメンバーシップホールセールクラブとして、世界No.1の売上高を誇るそうです。
とはいっても小売市場全体でアメリカでは5兆2300億ドル、卸売市場が11兆ドルに対して、メンバーシップホールセールスクラブ上位3社の合計が3400億ドルと小売り全体の2%と市場規模は小さいです。
私などは、近所にあるスーパーマーケットとCOSTCOを比べて、どちらの方がお得か、どちらで買うかと考えるので、一般的なスーパーがCOSTCOの潜在的な競合先なのかと推測していましたが、会員制で顧客を囲い込むCOSTCOのビジネスモデルは、ウオルマートやAmazonとは異なり、直接の競合他社ではないと柳下さんは分析しています。

コストコ・ホールセール【COST】:業績・決算(通期・四半期) – Yahoo!ファイナンス
直近の決算でも、売上、当期利益共に増加していますし、その利益の増加率は加速しています。
日本でも新規出店が増えており、北海道、沖縄含め37店舗進出。

また、主な事業場所はアメリカ、カナダが主であり、続いてメキシコ、日本、イギリス、韓国と続きます。
会員数はなんと1億3千万人を突破しています。
なお、会員継続率もアメリカでは92%と高い数字となっています。

また、日本も含め、2025年は、24店舗新規出店しており、例えば2025年度にスタートした店舗は192MillionUSD初年度から売り上げるなど、十分に成果が上がっているのが見て取れます。


過去、COSTCOの純利益と会員費が過去同じ規模だったこともあり、会員が増えることで、利益が増える構図にありましたが、例えばMembership feeが5,323MUSDに対して、NET INCOMEが8,099MUSDなど、近年はE-commerceの取引増などにより、純利益が会員費に比べ、増加する傾向にあります。

また、3年間のCashflowも営業キャッシュフローが安定して入ってきており、投資に対して順調に企業価値を上げていることが分かります。

では、この会員数を維持、拡大できる要因はどこにあるのか。
一つは、「百貨店で売られているような高品質商品をできるだけ低価格で売る」ところにあり、COSTCOの粗利率の低さ(2025年11%)こそが強みに直結しているんだそうです。

通常小売は粗利を20-30%、卸売りは15%程度取るところ、粗利15%以上の商品を取り扱わないルールとなっているそうです。
創業当初からメーカーから直接仕入れを行い、その販売量が非常に大きいこと、商品の大型化で流通コストなども低減されることから、メーカーもCOSTCOも利益率を向上させるといった各業界の一部の企業とWin-WInの関係を作っていること。
更にベンダーからの貨物を物流センターに入荷後、仕分けを行い、直接倉庫店に出荷。
そして倉庫店にはバックヤードがなく、直接フォークリフトが売り場に搬入し、即販売されるといった物流の効率的なオペレーションがあること。
最後に、COSTCO独自ブランドとして、Kirkland商品を有名メーカーによって製造されており、値段の安さのみならずクオリティの高さに定評があるそうです。
その結果、商品の回転日数が約30日(一年間で12回転!)、売掛債権も3-4日前後と抑えられており、運転資本の効率性を上げる仕組が整っているのだそうです。
その結果、粗利率が低く抑えても、最大限売上を伸ばし、常に業績が上げていきます。
最後に改めて展開している地域と倉庫店のMapを載せます。
一般的に小売業は地域ごとの特性も異なり、なかなか他国で競争優位を保ち、展開できる企業は少ないそうですが、直近の日本での出店の増加を見ても、ビジネスモデルはグローバルで強いと感じました。
私自身は、COSTCOで買い物をするたびに、多少の株を持つことで、株主として回収できていると考えると心が落ち着きます。
なお、柳下さんの講座や本では、今後のキャッシュフロー予測から、理論株価まで説明しています。
良かったらCOSTCOを勉強した上で、株式購入されてはどうかと思い、紹介しました。

