『読む』だけで終わりにしない読書術を読んで-アウトプット/実践が鍵!

本日は本要約チャンネルさん著作『読む』だけで終わりにしない読書術を紹介します。

読書術については、樺沢紫苑さんの「読書脳」なども凄く実践的な内容を紹介していますが、YouTubeでも活躍している本要約チャンネルを運営するたけみさんとりょうさんがどのように読書から人生を変わっていったか。

また、わたくしが今何故書評を週に一度は出しているかもこの本で著者が実践している考え方に近いことから、取り上げました。

本要約チャンネルの著者二人は医学部時代に起業。

本要約チャンネルの運営をし、再生回数1億回を超えているそうです。

長年1日5冊ほどの読書を続ける本オタクだそうで、『本は読むものではなく、実践するもの』と考え、古今東西の素晴らしいメリットや習慣、考え方を集め、日々実践しているそうです。

目次

第1章 『読むだけで終わりにしない7つの読書術』

第2章 『読む』だけで終わりにしない読書術実践編『レコーディング読者』

第3章 1万冊を読んでわかった『本当に人生が変わる』5つの最強習慣

第4章 1万冊の中から選んだ僕たちの人生を変えた最強の3冊

①自分にとって最高の1冊を見つける『目的型読書』

本要約チャンネルさんが提唱する一つ目は目的型読書の実践。

この目的とは、『本を読む事で、どんな課題を解決したいのか』『どのような効果を得たいのか』といったことを指すそうです。

健康になりたいなら、特定の病気や体の不調を改善したいのか。

健康に悪いものを排除したいのか。

食事を管理して健康になりたいのか。

運動で健康になりたいのか。

それによって読むべき本が変わりますし、目的を具現化すればするほど読むべき本を絞り込めるそうです。

解決したい課題が見つからないと言う人は、『もっと〜だったらいいのに』と思っていることがないか考えてみると良いそうです。

つまり、不満や願望こそ、本を読む目的の種だそうです。

本を読む目的が具体化、明確化したら、目的に合致しそうな本の要約を読んだり、書店、Amazon、楽天で候補となりそうな本をチェックし、読むべき本を絞り込む。

その際目次や前書きのチェック、難しくないことをチェックして本を選ぶそうです。

②本の内容を自分のものにするための能動的読書

メモをとりながら読む、もしくは読んだ直後に感想をメモすることで、本の内容を自分ごとにする。

自分ごとになって始めて人はその物事に興味を持ち、真剣に考え、行動するようになる。

また、メモを取る、後で感想を書こうと思いながら本を読むと人は自然と重要な箇所、気になる箇所、印象に残る箇所を考えるようになるそうです。

更に情報をインプットすると共に書く、話すなどの行為によって外に出す=アウトプットすることで、内容の理解が深まり、忘れにくくなる。

これは、私自身も書評という形でアウトプットする中で、よく理解できます。

③実践、検証を繰り返し、人生を変えるレコーディング読書

本要約チャンネルさんの読書の活用術の最大のポイント。

それが本に書かれている内容を実践し、記録し、検証する事だそうです。

彼らは、健康本、ビジネス本、自己啓発本、投資本など、様々なジャンルの本を1万冊以上読み、健康に関してもビジネスに関してもお金に関しても、数々のメソッドを実践してきた。

その中で、大事だと実感したことは、

①「一つのジャンルにつき、一冊の本だけ読んでも満足せず、一つの考え、一つのメソッドだけを妄信しないこと」

②「本で読んで実践したことを記録し、検証する事」だそうです。

具体的に本を読んで「効果がありそうだ」と思ったメソッドは、最低でも2週間は実践し、記録し、効果を検証するそうです。

④本で得た知識を実生活に活かす「レコーデイング読書」のやり方

たけみさんは、実践するメソッド、そのメソッドによって得たい効果、メソッドを実践した日付と体感した効果の度合い、メソッドが実践する中で気づいたことを記録するそうです。

更に体感できた効果の度合いについては、そのメソッドを実践した後に、ハイパフォーマンスな時間が過ごせたか。

以前より活動的になったか。

以前よりやる気が上がったか。

前向きになれているか。

を数値で評価しているそうです。

特に不安や不満、焦りが解消されれば、その分、喜びが多くなる。

その喜びを獲得するのにもっとも役に立つのが、本であり、読書だと本要約チャンネルさんは考えているそうです。

解決したい課題があるとき、自分ひとりでゼロから考えるのは難しく、時間も掛かる事。

一方、本は、その道の専門家である著者の知見が詰まっており、読者が課題を解決するまでの時間を大幅に短縮してくれる。

また、基本的には、出版社という企業や著者の実績が本の信頼性を担保してくれます。

更に、本一冊の中に課題解決の実践方法から裏付けまで、必要なすべての情報がすべて書かれており、繰り返し読むことができます。

その本を読み続け、実践した結果、本要約チャンネルさんは

①集中力を持続させられるようになる、

②モチベーション、やる気を自在に操れるようになる、

③質の高い睡眠がとれるようになり、疲れがとれやすくなる、

④加齢やアレルギーなどによる心身の不調や、生活習慣病、頑張度の病気が遠ざかる、

⑤お金に関する悩みがなくなる、

⑥仕事や対人関係のストレスが減る

といった具体的な効果があらわれ、喜びが増えたそうです。

⑤レコーデイング読書によって、僕たち(本要約チャンネル二人)の人生が変わるまで

本要約チャンネルのたけみさんは、幼少期、原因不明の身体の不調に悩まされていたそうで、医者に掛かった結果、起立性調整障害という診断が下ったようで、小学校は半分、中学校は3分の1くらいしか通えなかったそうです。

高校に入学しても体調の悪さは変わらず、学校に通えず、結果高校2年生の途中で退学になったそうです。

20歳になった時に、すがりついたのが「本」だそうで、健康本のコーナーに行っては、参考になりそうな本を手あたり次第読むようになった。

しかし、本をどれだけたくさん読んだところで、まったく体調が良くなっていない自分に気づいたそうです。

そこでただ本を読むだけでは意味がないと思い、どうすれば健康な体を手に入れられるかを真剣に考えた結果、たどりついたのが、レコーデイング読書だったそうです。

結果食事と生活習慣を変えただけで、改善され、調子の良い時間が次第に増えていったそうです。

そこで、自由に動ける時間を手に入れて、将来について具体的に考えることができるようになったたけみさんは、医者になるための勉強を始めようと考え、体調がいい時に受験勉強をするようになり、数年後に某国立大学の医学部に入学したそうです。

更にもうひとりのパートナー、りょうさんと共にビジネスについても学び、家庭教師派遣サービスを初め、医師を目指して勉強を重ねていた中で、医学の知識や本で学んだことを生かして、自分と同じように苦しんでいる多くの人の力になりたいという考え方から、本要約チャンネルの開催にたどり着いたそうです。

⑥本要約チャンネルの二人がたどり着いた最強の習慣術

本要約チャンネルの二人が実践し、効果が最もあったメソッドを以下紹介していたので、さわりだけ5つ紹介しておきます。

①あらゆるメソッドの中でもっとも効果が高かった「朝散歩」

-身体が目覚める。

-自律神経のバランスや体内時計が整い、心身の調子が安定し、睡眠の質が高まる。

-幸福度が高まりやる気が出る

②メンタルが劇的に強くなる「瞑想」

③短時間で集中力、生産性を回復させるリセット運動

④健康を維持し、幸福度を高める「究極の食事」

-食事の回数を一日1食、

-白い炭水化物は食べない

⑤人生の質を決定する「究極の睡眠」

⑥私の所感-本の内容を如何に自分のものに出来るかがポイント

本要約チャンネルの「レコーデイング読書」ほど緻密ではありませんが、私も本を読み、その内容を実践してみることを強くお勧めします。

大抵の方は、本を読むというインプットだけで済ませ、実践するまでは至っていないケースが多いのではないでしょうか。

一方、本を書くという行為は、一冊書くだけの莫大な知識、構成力も必要で、著者は、他の人にも役に立つ発想や経験を持っている方が多い気がします。

更に言えば、今では様々な業界、年代の方が本を書く行為をしており、決して有名でない方でも、充分に勉強になる内容を出しているケースが多いです。

また、昨今、その本の見つけ方もX(Twitter)、Amazon、更に人から聞いたり、書店に行ったりと、幾つも方法があります。

この本要約チャンネルの人が実践するレコーディング読書まで根詰めなくても、本の内容をアウトプットし、自分に出来そうなものはやってみる。

この事により、様々な方が提唱する役に立つ方法を自分に取り入れられると言う非常に効果的な実践方法が成り立つと感じます。

ということで、この著者の二人が紹介する最強の本3冊の紹介も出ていますし、良ければ本の方も是非読み、実践していただければと思います。