「フルヤ金属」の紹介-ルテニウム/イリジウム加工のグローバルニッチ企業!

本日は、フルヤ金属を紹介します。

例によって柳下由紀さんの紹介企業です。

詳しくは以下の動画の購入をお勧めします。

『Aurea 人生と投資の会』第2ステージ・第193回卒業生サロン一般募集の御知らせ | 蓮華 with にゃんこ達

日本にレアメタルの加工企業がある。

私自身が鉄という世の中にあふれている金属業界に携わっていたため、希少資源となるレアメタルの存在を勉強していませんでした。

フルヤ金属は、レアメタルの中でも、プラチナグループメタル(ルテニウム、ロジウム、パラジウム、イリジウム、プラチナ)の加工による金属製品を製造・販売している東京都豊島区にある企業です。

上記の説明でもある通り、希少価値が高く、また産出される地域が南アフリカ、ロシア、北米に偏っていることも特徴の一つです。

フルヤ金属は、このうち、ルテニウム、イリジウム化合物で世界シェアの70%を占めているんだそうです。

元々、貴金属の製造販売事業から入ったフルヤ金属は、工業用貴金属事業に舵を切り、信越化学からの特注白金ルツボ(※化学分析や高温処理を行うための耐熱容器)の開発を依頼され、結果を出したことで、イリジウムルツボの開発依頼も受け、成功。

その中で、イリジウムとルテニウムの可能性を見出したフルヤ金属は、1980-90年代に、日本で使われた使用済製品を回収して得られるリサイクル品の精製/加工技術の確立に乗り出したこと。

そして、VTR向け需要が拡大する中、大規模な工場をつくばに建設していったそうです。

FURUYA HISTORY|株式会社フルヤ金属

このルテニウム、イリジウムの特徴は、沸点が2454度以上と高く、更に酸性/アルカリ性にも強く、王水(濃塩酸と濃硝酸を混ぜた液体)にも溶けないといった特徴があります。

一方、加工が難しく、上にある通り、年間の産出量も36t、10tと少ない中、今やフルヤ金属は年間産出量以上のリサイクル技術も活用することで、生産量の安定化につなげているそうです。

更に、2000年代にできたつくば工場の研究開発センターにて、薄膜技術の開発に取組み、顧客との共同開発などに乗り出していったそうです。

結果、光ディスクや液晶パネル、LED、タッチパネルなどの反射材・電極材、半導体の製造に欠かせない貴金属ターゲット材、半導体製造の過程の温度センサー,有機ELデイスプレイの燐光材などの用途に拡大しているんだそうです。

現在のステージは、拡大する市場に合わせ、一気に生産拠点の能力を拡大中。

つくば、土浦、新千歳にある工場を大幅に拡大することを実施しています。

この環境下では、キャッシュフローは赤字という状態が続いており、株価もそこまで上がってはいません。

新工場が立ち上がる2026年以降、拡大した工場を活用し、大幅に受注が確保出来ていくかがポイントとなりそうです。

但し、兎に角柳下さんがよく言う唯一無二の企業という点、そして半導体や水素社会など、次世代の需要が拡大する市場を取り込める企業という点で、今投資することは面白いのではないかなと考え始めました。

2025年6月期決算説明会資料