「巨富を築く思考法」を読んで

本日は、ナポレオン・ヒルさん著作Achivrment Publishing出版の「巨富を築く思考法」を紹介します。

この本は1937年に「Think and Grow Rich!」として出版。

自己啓発という書籍の新しい分野を生み出したとあります。

元々思考とアイデア、体系的な計画以外は何も持たずにゼロからスタートして巨万の富を得た500人以上の成功者の体験を研究。

そして鉄鋼王アンドリューカーネギーの豊かになるための秘密の情報をナポレオンヒルさんに提供してくれたことで世に出ることになったそうです。

目次

第1章 はじめに「思考の力」で、トーマスエジソンの共同事業者担った男

第2章 願望 あらゆる達成の出発点-豊かさへの第一ステップ

第3章 信念 頑張王の達成を思い描き、信じる-豊かさへの第二ステップ

第4章 自己暗示 潜在意識に影響を与える媒体-豊かさへの第三ステップ

第5章 専門知識 個人的な経験や観察力を高める-豊かさへの第四ステップ

第6章 想像力 心の攻防 豊かさへの第五ステップ

①「思考の力」で、トーマスエジソンの共同事業者になった男

思考には、現実を動かす力がある。

明確な目的や、粘り強さ、富や豊かさに変えようとする燃えるような願望と一体となったとき、思考はとてつもなく強力なものになる。

その一例として、エドウィンCバーンズという人物が、偉大な発明王エジソンとビジネスがしたい。

それも部下としてではなく対等な関係で。

という願望を現実化した話が出てきます。

まずエジソンとは面識もない。

エジソンに会いに行く汽車賃もない。

しかし、バーンズは鉄道の「手荷物」となって移動し、エジソンに会い、当初は従業員として働く。

そしてエジソンが開発したある蓄音機の販売の機会をもらい、次々と売って見せることで、全米での流通販売契約をバーンズと締結。

「エジソンがつくり、バーンズが売る」という有名なキャッチコピーが生まれるほど、三十年以上にわたり、大成功を収めた話が出てきます。

バーンズは発明王エジソンの共同事業者になるという夢を心に描き、富を手に入れたいと強く願った。

自分の望みを明確にする能力と、それを実現するまでは、決して諦めないという覚悟だけがあったそうです。

また、「富が手に入り始めるときは、いったいそれまでどこに隠れ得知たのかと思うほどに、とてつもない速さと量でやってくることがある」そうです。

②願望 あらゆる達成の出発点

富への願望を現実化するためには、次の「願望実現のための六ステップ」に従う必要があるんだそうです。

①望むもの(お金の場合は金額)を明確にすること

②望みの物を得る引き換えに、何を提供するかを決めること

③望むものをいつまでに得るか、明確な期限を決めること

④願望実現のための明確な計画を立て、すぐに実行を始めること

⑤「望むもの」「提供するもの」「期限」「実現のための計画」を記した、簡潔な文章を作成すること

⑥毎日二回、就寝前と起床時に、この文章を声に出して読むこと。

音読しながら、すでに望みの物を手にしている自分の姿をありありと想像し、それを実感すること

「まだ富を手にしていないのに、お金を手にしている自分の姿を想像することができない」

そのときに、お金が欲しいという強い願望を抱けば、それが可能だという信念を持てるようになる。

この考え方は、アンドリューカーネギーから得たもので、かつトーマスエジソンによってあらゆる目標達成にも欠かせないものであるというお墨付きを与えられたそうです。

巨万の富を築いた人たちは、みな、お金を手に入れる前に、大きな夢を描き、強い願望を抱き、それを実現するための計画を立てているそうです。

富を築くことを望むものは、世界の成功者たちが、目に見えない無限の可能性を活用して、その思考の力を高層ビルや年、工場、飛行機、自動車など、私の生活を快適なものにするあらゆる便利なものに変えてきたことを忘れないようにすべきで、偉大なリーダーたちは、みな押しなべて夢想家であり、寛容さと柔軟な心は今日の夢想家に欠かせない。

彼らの精神が「誰にでも自分の能力を高め、成功をつかむチャンスがある」という過去の偉大な開拓者の精神を受け継ぐべきだと著者は主張します。

何者かになりたい。

何かを成し遂げたい、という燃えるような願望こそが、夢想家の出発点であるそうです。

③信念 願望の達成を思い描き、信じる

信念を育むには、潜在意識を繰り返し肯定的な言葉を語りかける必要がある。

願望は物質やお金に変えられることを、それが必ず実現するという信念と共に潜在意識に伝えることの大切さを忘れないようにする。

潜在意識に呼びかけるときに、モノやお金を、すでに手に入れているかのような素振りをすること。

潜在意識は、命令が確信や信念と共に伝えられると、それを速やかに現実化しようとする。

この潜在意識と自己暗示の力を活用することを念頭に置き、試行錯誤を繰り返していけば、潜在意識に伝えるメッセージにうまく信念を混ぜられるようになる。

何度も同じことを繰り返し自分に語りかけていると、何であれ最後にはそれを信じるようになる。

たとえ嘘で会っても、何度も繰り返していれば、本当だと思えてくる。

また、感情と結び付いた思考は、似たような思考を惹きつける「磁石」になる。

では、アイデアや計画、目的の「種子」を心に植え付けるにはどうすればいいのだろうか。

その方法は簡単で、どんなアイデアや計画、目的であれ、繰り返せば心に定着させられる。

ゆえに、大事な目標を書き出し、それを声に出して 読み上げることが大切で、それが記憶に刻まれ、その音の波動が潜在意識に到達するまで、毎日音読を繰り返す。

以下に、自分を高めるための五つの公式があるそうです。

①私には、人生の目標を達成する能力がある。だからその達成に向けて、粘り強く努力し続けることをここに誓う

②私は、心に強い願望を抱けば、それが行動につながり、最終的には現実化すると確信している。

だから毎日三十分、なりたい自分の姿を鮮明に心に抱き、具体的に想像しよう。

③私は、自己暗示の偉大な力によって、心の中の燃えるような願望が、いずれ実現するのを知っている。

だから毎日十分間、自信を高めるために費やそう

④私は、人生の明確な目標を言葉として書き出した。

これらを達成するのに十分な自信を得るまで、決して諦めることなく努力を続けよう

⑤私は、どんな富や地位も、真実や正義の上に築かれなければ長続きしないことを理解している。

だから全員を幸せにしない交流には一切関わらないようにしよう。

私は、自分が使いたい力と、他人の協力を引き寄せることによって成功を成し遂げよう。

人のために尽くすことで、他人からも手を差し伸べてもらえるような人間になろう。

あらゆる人への愛を育むことで、憎しみや妬み、わがままや皮肉を消し去ろう。

人に迷惑をかけ、いやな気持にさせる者は決して成功できない。

だから、自分や他人を信頼することで、周りからも信頼されるようになろう。

④自己暗示 潜在意識に影響を与える媒体

自己暗示の原理を使えるかどうかは、燃えるような執念になるまで、その願望に集中できるかどうかにかかっている。

6つのステップの一番目である望む金額を明確にすることを実現するときに、目を閉じ、そのお金の映像が鮮明に頭に浮かんでくるまで、集中してそれを想像する。

これを毎日必ず一回は行う。

このとき実際にお金を手にしている自分の姿がもありありと想像してみる。

何よりも重要なのは、潜在意識は、与えられた指示を純粋に信じて、それに従って行動する。

但し、その指示を潜在意識に届けるには、何度も繰り返し伝えなければならない。

「私は頭に思い浮かべたお金を必ず得られる。それが自分のものになるのは運命だ「」と強く信じることで、潜在意識はそのお金を手に入れるための計画をあなたに提示しようとするようになる。

願望をお金に変えるための計画を立てる上で、大切なのは想像力にゆだねることで、富を得る計画は、今の自分が思いつく方法だけにこだわって立てるべきではない。

まずは最初にお金を手にした自分を想像して、潜在意識がそのための計画を示してくれることを期待する。

計画が目の前に現れたら、直ぐに行動に移すこと。

この価値あるメッセージを受け取ったら、すぐに行動する。

得ようとしているお金をイメージするときは、その見返りとしてサービスや消費材を提供している自分の姿を思い描く。

潜在意識を働かすための三ステップ

①誰にも邪魔されない静かな場所で目を閉じ、得ようとしているもの(金額)、

それを得るまでの期限、それを得るための見返りとして提供しようとしているサービスや商品を書き出したものを、声に出して読むこと

(自分の言葉を聞けるように)

このとき、すでにそのお金を所有している自分をありありと想像する事

「私は〇〇年1月1日までに五万ドルを手にしている。

その間、個のお金は必要に応じてさまざまな形で私の元にやってくる。

このお金の見返りに、私は〇〇のセールスパーソンとして、出来る限り効率的で、質量ともに最高のサービスを提供する」

②この宣言文を毎日、朝と夜に繰り返し音読し、得ようとしているお金を心の中で、鮮明に想像する事。

③この宣言文を家の中の目につきやすい場所に貼って、常にそれが頭から離れないようにすること

⑤専門知識 個人的な経験や観察力を高める

知識は、富を築くという明確な目的の元、実践的な行動計画を策定し、適切に方向づけない限り、お金を引き寄せることはない。

教育のある人とは、必ずしも一般知識や専門知識が豊富な人ではない。

他人の権利を侵害することなく、求めているものを手に入れられるだけの知恵や能力を高めた人も、教育のある人なんだそうです。

必要な時にどこで知識を得ればいいか、その知識をどうすれば明確な行動計画にまとめられるかを知ってるのは、教育のある人であり、富と引き換えに提供しようとしているサービスや商品、職業についての専門的な知識が必要で、自分の頭に記憶しておけるよりも、はるかに多くの専門知識が必要になるときもある。

知識のある人からなるマスターマインドグループをつくり、富を得るのに役立てている人は、誰よりも教育のある人だと言えるそうです。

知識を得る方法としては、

①自分の経験と教養、

②他者の協力を通じて得られる経験と教養(マスターマインドアライアンス、

③大学、

④公共図書館、

⑤特別研修コース、

知識は明確な目的のもとで、現実的な計画に従って、体系化し、活用しなければならない。

これから何かを学ぼうとする人は、まずはその知識を得ようとする目的を明確にし、その知識を得るための信頼できる情報源を探す。

成功する人は、自分の人生の目的や、職務や業界に関する専門知識を学び続けている。

⑥想像力 心の工房

想像力とは、あらゆる計画が創り出される心の工房である。

人間の唯一の限界は、想像力をどこまで発展させ、活用できるかだ。

想像力には、二つの形がある。

「統合的想像力」と「創造的想像力」だ。

「統合的想像力」既存の概念、アイデア、計画を新たに組み合わせる能力。

個々の新しい概念やアイデアそのものを生み出すわけではない。

この想像力の基礎になるのは、経験や教育、観察だ。

発明家はこの想像力を使って既存のものを組み合わせる。

「創造的想像力」宇宙をつかさどる「無限の知性」と交流して、「直感」や「インスピレーション」を受け取る能力。

創造的想像力は、意識がフル回転しているときに作動する。

例えば、心が強い願望によって刺激されたときなど。

創造的想像力は、使えば使うほど磨きがかかり、潜在的なアイデアに対して敏感になる。

まずは統合的想像力を高めることに集中する。

これは願望をお金に変えるときに使う想像力となり、願望という形のない衝動を、お金という物質に変換するには、計画が必要で、その計画を立てる際に役立つのがこの統合的想像力となる。

計画をつくると、無形の願望に具体的な形を与えたことになる。

願望を実現する計画を立てた瞬間、あなたは思考を現実化するための一歩を踏み出している。

ガンサウルスという牧師が自分が大学の学長になれば、アメリカの教育制度の欠陥を治せると信じていた。

彼の願いは若者が実践を通して学べる教育機関のトップになる事で、篩教育手法に縛られることなく自らの教育理念を実践できる新しい大学を設立することを決意した。

そのために必要な資金は、100万ドル。

まずは目標を明確にすることから始めなければならないこと、そして二年近くもその問題について考えていた。

そして気づいた。

行動しなければならないと。

そこで早速新聞社に電話をして、翌日の午前中に講演することを伝え、「もし100万ドルあったら私は何をするか」を講演した。

話を終えて席に座ると聴衆の一人が100万ドル出すことを約束。

その結果現イリノイ工科大学が設立されたそうです。

ナポレオンヒルさんも、25年の努力をし、幸運が人生最大のチャンスをもたらした。

その幸運とは、アンドリューカーネギーとの出会いで、彼が成功哲学の原則を本の纏めるというアイデアを植え付け、その後25年間の研究を通して、何千人もの成功者に共通する成功哲学の原理を明らかにしたんだそうです。

⑦計画 願望を行動に結晶化させる

人間が創造したり獲得したりするものはすべて、願望から始まり、願望は想像力によって抽象的なものから具体的な計画へと進化していく。

願望実現のための六ステップを紹介した中で四番目に、「明確な計画を立てること」とあった。

良い計画を立てるための原則を紹介する。

①計画の作成と実行のために他人と協力する。後述する「マスターマインド」の原則に従う。

②「マスターマインドアライアンス」を作る前に、協力の見返りとして個々のメンバーにどのようなメリットを与えるかを決めておく。

③マスターマインドグループのメンバーと週二回以上愛、計画の実現を目指す

④マスターマインドグループの各メンバーと調和を保つ。

巨万の富を得るために必要な経験や教育、能力、知識をすべて持ち合わせている人はいないため、計画はマスターマインドグループのメンバーが共同でつくらなければならない。

計画を自分で作成した場合は、必ず他のメンバーに確認してもらう必要があるそうです。

また、富を築くためのスタート地点は、組織で働くか、アイデアを売るかのどちらかしかない。

更に良いリーダーになるための条件として

①自分自身と職業の知識に基づくゆるぎない勇気がある。

②自己管理ができる。

③正義感が強い。

④決断力がある。

⑤計画性がある。

⑥報酬以上の仕事をする。

⑦人当たりが良い。

⑧思いやりと理解がある。

⑨業務の細部に精通している

⑩責任感がある

⑪協調性がある

また、自分の仕事を評価する際、

①サービスの質 出来る限り効率的に、細部まで行き届いた仕事をすること

②サービスの量 訓練と経験を通じて能力を高め、提供するサービスの量を増やしていくこと

③サービスの精神 人当たりが良く気持ちのいい言動を習慣にして、同僚や仲間からの協力を促すような雰囲気を創り出すこと

質、量、サービス精神の三つがそろったとき、あなたの報酬は上がり、会社から長く必要とされる人材になれるとあります。

⑧忍耐力 信念を引き出すために必要な持続力

忍耐力は願望をお金に変えるために欠かせない。

意志力と願望が上手く組み合わさると大きな効果を発揮する。

忍耐力にもはっきりとした動機がある。

①明確な目的 自分が何を望んでいるかをよく知ることは、忍耐力を養うための、最初且つ最重要のステップだ。

強い動機は、困難を乗り越えるための原動力になる。

②願望 強い願望を抱いて何かを追い求めるとき、忍耐力は、維持しやすくなる

③自信 自らの能力を信じることで、粘り強く計画を遂行できる。

④具体的な計画 計画がしっかりしていれば、途中で壁にぶつかっても、粘り強く前進できる

⑤正確な知識 経験や観察に基づく正確な知識を活かした計画は、忍耐力を高める。

憶測に頼っていると忍耐力は発揮できない。

⑥協力 共感や理解、調和のある協力は忍耐力を高めてくれる。

⑦意志力 計画策定に思考を集中させる習慣があると忍耐力につながる。

⑧習慣 忍耐力は習慣の結果である。

心は日々の経験からつくられる。

また、忍耐力を高め、習慣化するための簡単な四つのステップとして

1.実現への強い願望に支えられた、明確な目標を持つこと

2.綿密な計画を立て、行動を継続すること

3.周りの否定的な意見など、ネガテイブなものに影響されないこと

4.計画に賛同し、目的達成への努力を励ましてくれる味方を得ること

とあります。

⑩マスターマインド あなたを後押しする味方の力

成功し、富を築くには、パワーが不可欠で、富を築くにも、その富を維持するにもパワーは必要である。

パワーの源は知識であり、その知識は3つの方法で得られる。

①無限の知性 この知識は、ひらめきによって得られる。

その際に役立つのが、前述した創造的想像力だ。

②経験の蓄積 人類が蓄積してきた莫大な経験は書物として体系的に記録され、整理されている。

③実験と研究 科学をはじめとする多くの分野で、人々は日々新しい事実を集め、分類し、体系化している。

また、マスターマインドとは、同じ目的の達成のために、複数の人間が調和を保ちながら知識や労力を結集させることであり、成功者の人生を分析すれば、意識的か無意識的かにかかわらず、周りにマスターマインドと呼ぶべき協力者がいたそうです。

⑪性エネルギーの転換

性エネルギーは、肉体的なものに大きく偏りがちだが、三つの建設的な可能性を秘めているそうです。

1.人類という種の繁栄

2.健康の維持

3.エネルギーを転換することで、凡庸な能力を天才的なものに変える

研究によって、

①性欲が強く、それをうまく転換する術を身に付けた人は、偉大な業績を上げることが多い

②愛する女性の存在に動機付けられて、文学や芸術、産業建築、商業などの分野で成功し、高い評価を得た男性は多い。

なお、ナポレオンヒルさんが2万5000人以上の人生を分析し、目覚ましい業績を残した男性が40歳までに成功することは殆どなく、50歳を超えてからその真の能力を発揮することが多いという事実を発見したそうです。

その研究により、大多数の男性が40台や50台になるまで成功しない主な理由は、性衝動を性的なもののみに向けているために、エネルギーを浪費しているためであることが明らかになったそうです。

⑫自分の所感

改めて、自分の欲望、願望を洗い出し、計画を持って人生を生きることの楽しさ、また、40代以降が成功するチャンスが訪れる話に改めて、感じ入りました。

改めて、自分の願望を紙に書いて、復唱してみますかね。

100年以上も前のアメリカの成功者の哲学の話でしたが、勉強になりました。