CINTASの話を聞いて-アメリカユニフォームレンタル業種が超優良企業

昨日は、柳下由紀さんご紹介、CINTASの話を聞いてきました。

https://ameblo.jp/yukiyagi7/entry-12882974067.html

なお、柳下さんの個人向け講座は8年前からスタートし、今回が200回記念であったそうで、その記念にふさわしい会社としてCINTASを選ばれたそうです。

CINTASは、全米で100万社の顧客を持ち、以下のエコノミストなどにも取り扱われています。

株式市場が注目!海外企業:シンタス ユニフォームレンタルの北米トップ 児玉万里子 | 週刊エコノミスト Online

あと、昨日の柳下さんの説明以外では、以下のNoteも参考になりました。

【企業分析】Cintas|kabuya66

以下Wikipediaでも概要が乗っています。

こちらは、企業履歴が分かります。

柳下さんは、CINTASが顧客企業に対して、ユニフォームレンタルを通じた企業の間接コストに当たる事業であることに着目しています。

日本のMONOTARO同様、CINTASの手掛ける事業が、顧客にとって、本業ではないため、手間を掛けたくなく、Operationに負荷がかからないようにしたい願望が強いユニフォームや応急手当商品などの安全用品の分野で、毎週の顧客への直接巡回サービスでワンストップサービスを展開し、レイヤーマスタ-として、スイッチングコストを高め、事業のシェアを高めていく。

このような分野でシェアを高める企業は、参入障壁を作り、競争優位なポジションを獲得しやすいのだそうです。

特に広大なアメリカにてバッファー在庫を顧客が抱えない仕組を作り上げ、5年間の契約期間が過ぎても、リピート率が90%超、平均25年間の継続契約を結果として獲得していること。

更に常に企業買収によるシェア拡大、サービス拡大を図り、2017年にG&Kサービス買収後、ユニフォームレンタルのシェア率は、全米で30%を超え、直近は39%まで拡大。

現在は、全米シェア12%のUni Firstを買収しようと計画しており、実現したら、更に強力になっていく姿が見えます。

また、2017年にSAPへの統合による各事業間の連携を図ることで、元々強いユニフォーム以外の清掃用品レンタルから、オフィス清掃サービス等の付加的なサービス事業を強化することで、直近の決算では、安全関連の分野も売上高のみならず利益率も20%を超えてくるなど、関連事業に拡大余地がある。

結果売上は2024年約96億ドル、純利も15.7億ドルと順調に拡大しています。

事業のメインがユニフォームのレンタル事業で1兆6千億円の売上高。

日本では考えられない規模ですが、

これはアメリカと日本の商習慣の違い(日本が制服は会社から貸与、従業員が清掃するのに対して、アメリカでは清掃は会社側の業務としてとらえていること)。

そしてB to B事業として成り立ち、また広大なアメリカでその顧客接点を地道に作り上げ、そのサービスの囲い込みを60年超掛けて作ってきた結果、これだけの企業になった経緯があるそうです。

その結果、CINTASの顧客数は、100万社以上。

株価の伸びもこんな感じです。

我が家では、昨年度からCINTASへ少しずつお金を入れ始めました。

こういった企業の業績は安定して伸びて行くため、株価を見ていても、安心感があります。

ということで、やっている事業は地味にもかかわらず、巨大企業となり、時価総額も12兆円を超えるCINTAS。

ここのところ強いドルでの投資にもなり、面白いのではないかと思い、今回紹介しました。