本日はサチン・チョードリーさんが書いた「お金に強い人、弱い人」を再度紹介します。
サチン・チョードリーさんはFacebookでもフォローさせていただいていて、雰囲気の言い方だと感じていました。
また、以前紹介した本書については、改めて読み返してみると、全然考え方の素晴らしさを伝えきれていないと思い、今回加筆しました。
以前からお金に関する本は何冊も読んでいましたが、今日は世界で活躍する印僑の考え方の紹介という視点で話していきたいと思います。
サチン・チョードリーさんは、1973年 ニューデリー生まれ。
執筆当初は法人/個人向けの経営コンサルテイングや講演などを手掛ける方で、特に印僑の考え方を日本に紹介した人として私は知りました。
以下が目次です。
はじめに-人は変わることができる。だから、自分を信じる。
第1章「マインド」を変える-「貯まらない」が変わる
第2章「習慣」を変える-「お金がない」が変わる
第3章「学び」を変える-「わからない」が変わる
第4章「行動」を変える-「できない」が変わる
➀お金に強くなれた人は本気で貯めたいと思っている。
インドでは、「あんなお金持ちを目指しなさい」という会話が家庭内でされるし、
人生の選択肢を増やす、自由を手に入れる、更には経済に貢献すること、
雇用/税収に貢献することなど、
お金持ちになることがより人の役に立つという肯定的な文脈で話されることが多いそうです。
具体的に幾ら貯めたいか。(若しくは稼ぎたいか)、
目的/ゴールを決めて紙に書いておくこと、そしてそのゴールを細分化していくことが大切とあります。
さらにゴールはできるだけ大きいものであること、自分のためではなく、誰かを喜ばせるためにお金持ちになるという目的は、よりお金持ちになる強い動機付けになるそうです。
兎に角、お金に強い人は「お金を増やしたいという情熱を、パッションを持って生きている」
例えば、著者が行う投資アカデミーでも、情熱、パッションがある人は、真剣に前を向いて、著者の話を聞いており、目をキラキラさせて、時にはメモを取り、時にはうなずいている。
端的にいれば、「お金持ちになりたい」「資産づくりで成功したい」「成功者になりたい」と心から思っている。
また、お金に強くなれる人は、「自分から動こうとする人」なんだそうです。
実際、自分のやりたいことや自分の夢に向けて楽しくやり始めると、変わってくるものがある。
それが結果なんだそうです。
さらにお金に強くなれた人は、「お金を心から信じている」という点があるといいます。
インドでは、子供たちは小さなころからお金の大事さを教えられるそうです。
著者が考えても、日本人は、「お金を増やそう」という意識が低すぎるといいます。
さらに、お金に強くなれた多くの人は「自分は運がいい」と思い込んでいる人。
つまりいろいろな物事をより良くとらえられることで、何かが起きた時、ポジティブにとらえられる。
この意識の差が運を味方につけられるかどうかを分けてしまうんだそうです。
さらには、お金に強い人は、就いた仕事を好きになろうとし、お金に弱い人は好きなことを仕事にしようとする。
「どんな仕事でも楽しんで仕事をしている人は、運もついてくる」
さらに、お金に強い人は、お金は少しずつ増えていった方がいい。
少しずつお金持ちになっていくのがいい。
そのためにも仕事を好きになり、努力をする。
運がいいと思い込む。
この意識が運を味方につけるのだといいます。
さらにお金持ちになる「プロセス」こそが大切で、時間がかかるからこそ、スピーデイに始めることが大切になるんだそうです。
②「習慣」を変える
サチンさんが投資アカデミーで沢山人に会ってきた中で、お金に弱いままの人の特色の一つに、「自分の管理ができていない」という印象を持っているそうです。
象徴的なのは、健康に注意しているか。サチンさんの習慣として1日のスタートは体重計に乗るところから始まるそうです。
また、お金に強くなれる人は、事前準備をしている。
更に徹底的に自分の時間を管理して、使うべき時間と使わない時間を分ける。
「お金の管理」についても、お金に強い人は、先に貯蓄や投資の額を決めようとするそうです。
更には「計画や予算を持っているか」
そして「現状を常にしっかり把握している」か。
「お金がない」のにお金をつくりたい。
ならば、「入ってくるお金を増やすか」「出ていくお金を減らすか」しかない。
特に無意識になんとなく使っているお金がないか、チェックする。
また「1,000万円を作りたい」というゴールがあるとした場合、10年でつくりために計画を立てる。
逆算すると1年で100万円ずつためる。
となると月5万円、ボーナスで年間36万円で1年間で96万円。10年間で960万円、残り40万円を運用で賄う。
こうなれば、月5万円ずつ貯めることができるよう、毎月の収支を考えていくことになる。
毎月の給料とにらめっこして、1日どのくらい、1週間でどのくらい自由に使っていいのかも把握ができるようになる。
経営と同じように、明確でロジカルな計画と予算を手に入れることができる。
更に、お金持ちはクレジットカードを使わない。
サチンさんも、できるだけクレジットカードを使わないようにしているそうです。
②誰を信じるか-お金の学びに投資する
お金の学びに投資することも大切であること、これも自身が漠然とサボっていた点をずばり指摘された形になりました。
一般人は何も学ぼうとせずにできると思ってしまうが、お金を得るためには勉強が必要であり、リスクとうまく付き合ってお金に働いてもらうことが大切であること、
更にうまく行った人を信じ、成功者やお金持ちの輪に入ろうとすること、高いレベルの人との付き合いにシフトすることも大事なポイントだと上げています。
特に自分のまわりの平均年収が、自分の年収相場であり、どの人脈と触れているか、どんな情報のインプット、アウトプットをしているかで、年収も変わっていくそうです。
特に「誰を信じるのか、はっきりさせた方がいい」
サチンさんは、「上手くいった人を信じる」ことが良いと話しています。
特に「お金についてのメンター」を持つ。
その際、全然違うタイプの人をメンターにすると、混乱する。
また、一度学んだことを繰り返し学び、アクションを起こす。
そしてその上で結果が出たときには、必ず自分で「なぜうまくいったのか」を検証する。
こうすることでお金を増やす力は確実に自分のものになってカバーできる状況をつくる。
その一つの考え方は、「三分の一ずつ分散していく」
また、自分がわかるものに投資する。
更に、好きな経営者、気になる経営者がいる会社に投資する。
なお、サチンさんの場合は、年収500万円を超えたら不動産投資を始め、普通の不動産を買うんだそうです。
いい物件を手に入れて自分で済む。それをやがて人に貸し、その貸したお金でローンの返済をするんだそうです。
更に毎月の収入を貯めて、海外の新興国に投資することで、不動産投資が4-5倍という考えだそうです。
③私の所感
「私自身、昔から中国株やベトナム株の個別投資をしてみたり、中古マンション投資をしてみたりと色々と手を出していましたが、振り返ってみると、
➀幾ら貯めたいか(稼ぎたいか)といった目標の設定、
②お金の学びへの継続的な投資、
③お金持ちのネットワークを作る
など、色々とやっていないことが浮き彫りになりました。
一つ一つ目標を設定していこうと思います。
ちなみに、具体的な株式投資の勉強は、柳下 裕紀さんの企業分析セミナーに申し込みました。
2023年、最初に本を読んだ時の所感が上でした。
今は、個別株投資も始め、結構前に進んでいる気がします。
5年で5000万円、10年で1億円が目標です。
⑤最後に
「私はサチン・チョードリーさんが好きです。
その理由として、この本でも書いていますが、日本に住んでいることに凄く感謝しているからです。
これから日本は、更に人口が減少し、現在世界第3位の経済大国の看板もなくなっていくのかもしれません。
でも、今に焦点を当てれば、十分に稼ぐチャンスもあり、治安も安定していて、インフラも整っている。
この状況下でチャンスを生かすのは自分自身という発想に立てば、見える世界が変わってくるのではないでしょうか。
兎に角この本は、具体的な行動に落とし込んで分かりやすく書いているので、興味を持った方は是非著書をお読みください。」
上記が2023年に本書を読んだ時の感想でした。
改めて、新NISAが始まったり、治安の良い日本に住めていて、凄く幸せだと感じています。
あとは、お金持ちになれるよう日々規律をもって、生きていくことかなと思っています。